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ドラマを見ていない【できる30周年コラム】

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朝の連続テレビ小説、シリアスな前シーズンからギャルな今シーズンへの温度差が話題になっているようですが、みなさん見ていますか? 私は見ていません。最後にちゃんと見た朝ドラっていつだろう。『あまちゃん』も何話か見たというくらいだもんな。

基本的にドラマを見ないという生活を続けている。学生時代にテレビを持ってなかったこともあるけれど、テレビを買ってからも歌番組とかばかりでドラマは見ていない。最終話まで完走したテレビドラマはこの40年でたぶん3本だと思う。

理由は簡単で、感動するから。感動したいじゃん! ってなるところだけど、どうも感動の琴線がバカにゆるくて、どうでもいいドラマでも感動してしまう。画面に映ってない前後のことまで考えちゃう。それがどんなお涙頂戴の嘘くさいあらすじでも同じように感動してしまう。

よく何を食べさせても「うまいうまいこれはうまいですよ」とバクバクいく人がいる。立ち食いそばでも高級レストランでも心こめた手作り料理でもみんなリアクションが同じ。自分にとってのテレビドラマがそんな感じで、自分でも白けるし、無駄に感情が動いて疲れてしまう。

というわけで、テレビドラマは見ない。もっというと「ストーリーがあるもの」を基本的に享受しないようにしてきた。最後に買った小説は『ノーライフキング』で、最後に映画館で見たのは『エヴァ』で、しかも「まごころ」のほう。「シン」は見ていない。だってお話が一新されてるっていうじゃん。また感動するじゃん。それは疲れるからやなんだよ。ストーリーで一喜一憂したくない。

ドラマや映画やアニメや小説や漫画で感動しない人生を送ってきました。つまんないやつだとお思いでしょうが、意外とたまたまつけたテレビで、志ん生がシベリアで落語やってて人が撃たれる大河ドラマとかで、その回しか見ていないけどグッときたりはしています。

ちなみに完走したテレビドラマというのは『すいか』『タイガー&ドラゴン』『トットてれび』の3本でした。んがっぐっぐ。

ドラマを見てない

映画を見ないので休日は美術館で時間を過ごすことがあります。写真は横須賀市美術館の「日本の巨大ロボット群像」展にて。ちなみにボトムズは自分にとって完走したテレビアニメのうち、3番目に新しい作品になります。


<!-- --> 毛利勝久

IT系ライター・編集者。1995年ごろからインターネット関連書籍の編集に携わる。オープンソースおよびソーシャルメディアの領域を中心に執筆・編集活動を行い、現在は国内ブログメディア事業者に勤務。

主な「できる」シリーズの著書

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Source: できるネット
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