正式版がリリースされたばかりのiOS18.2、iPadOS18.2、macOS Sequoia 15.2ですが、最新バージョンのOSでは紛失したアイテムの情報を信頼できる第三者と共有することができます。特に、紛失防止タグAirTagがついたスーツケースの紛失時などに航空会社との情報共有で役立つとされています。
紛失したアイテムの情報を一時的に共有可能
「探す」アプリに「アイテムの位置情報を共有する」と「連絡先情報をは表示する」という選択肢がありますが、iOS18.2、iPadOS18.2およびmacOS Sequoia 15.2では、紛失したアイテムを一時的に他の人に見せることが可能となっています。
複数の航空会社がサポートを表明
iOS18.2の紛失アイテムの第三者との情報共有は特にAirTagをスーツケースに埋め込んだときに役立つとされており、ユナイテッド航空はAirTagの付いたバッグを報告するためのワークフローを公開しています。
- 手荷物が最終目的地に到着しなかった場合、ユナイテッド航空のアプリで手荷物の遅延報告を行うことができますが、AirTagまたはFind Myネットワークアクセサリをお持ちのお客様は、iPhone、iPad、またはMacの「探す」アプリでアイテムの場所を共有するリンクを作成し、ユナイテッドアプリの遅延手荷物レポートに追加可能です。
- レポートが送信されると、ユナイテッド航空の正規カスタマーサービス担当者は、アイテムの場所を共有するリンクを受け取り、アイテムの場所をインタラクティブマップ上で確認できるようになります。マップは、新しい場所が利用可能になると自動的に更新され、最新の更新のタイムスタンプが表示されます。
- ユナイテッド航空は、遅延した手荷物をより迅速に発見し、お客様と手荷物を再会させるために、共有された場所を使用します。
- お客様のプライバシーとセキュリティのため、共有場所は、お客様が手荷物と再会された時点で無効になります。
AirTagは一時は禁止されかかっていた?
AirTagは発売後まもなくスーツケースに埋め込むユーザーが多く出てきましたが、ドイツのルフトハンザ航空がAirTagの埋め込みを禁止したと報道されるなど、航空会社による使用禁止の流れが一瞬生じたのは記憶に新しいところです。
ですが、その後すぐに同社はAirTagの使用を公式に許可するに至っています。現在のところユナイテッド航空以外にはエア・カナダが「探す」の情報共有のサポートを表明していますが、以下の航空会社もいずれは対応する見込みです。
- エアリンガス
- ニュージーランド航空
- オーストリア航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- ブリュッセル航空
- デルタ航空
- ユーロウィングス
- イベリア航空
- KLMオランダ航空
- ルフトハンザドイツ航空
- カンタス航空
- シンガポール航空
- スイスインターナショナルエアラインズ
- トルコ航空
- ヴァージン・アトランティック航空
- ブエリング航空
Source: iPhone Mania
iOS18.2では紛失したバッグのAirTag情報を航空会社と供給可能に