iPhoneの大多数の組み立てを受注しているFoxconnが、2025年にマイクロLEDディスプレイの量産を開始すると発表しました。
将来的に、Foxconnが製造するマイクロLEDディスプレイがApple製品に搭載されることも考えられます。
FoxconnがマイクロLEDディスプレイ向けウエハー製造
Foxconnが、Porotechと協業し拡張現実(AR)対応製品を開発することを発表しました。
今回の協業では、Porotechの持つ窒化ガリウム(GaN)関連技術と、FoxconnのマイクロLEDディスプレイ向けウエハーの製造と加工、パッケージング、光学機器関連部品を組み合わせることで最終製品にすることが計画されています。
2025年第4四半期(10月〜12月)に量産開始
Foxonnは2025年第4四半期(10月〜12月)にマイクロLEDディスプレイ向けウエハーの量産を開始する予定です。
Foxconn製マイクロLEDディスプレイを搭載したAR関連製品は、2026年第1四半期(1月〜3月)の発表と予想されています。
将来的にApple Watch Ultraへの搭載計画復活?
Appleと関係が深いFoxconnがマイクロLEDディスプレイの量産を開始することで、Apple製品へのマイクロLEDディスプレイ搭載も期待できます。
Appleは2024年秋に発売する予定だったApple Watch Ultra 3へのマイクロLEDディスプレイ搭載を計画するも、歩留まり率が低く販売価格はユーザーに受け入れられないものになることが想定されたため開発計画を中止、参画していたサプライヤーも含めて損失を被ったと噂されていました。
FoxconnによるマイクロLEDディスプレイの量産が順調に推移した場合、2026年モデルとなるApple Watch Ultra 4もしくは翌年のApple Watch Ultra 5でのマイクロLEDディスプレイ搭載も期待できます。
こうした予想を、2024年10月にCEOTECH.ITが伝えていました。
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Source: iPhone Mania
Apple Watch UltraへのマイクロLED搭載も?Foxconnが量産計画