Appleは12月28日（現地時間）、欧州連合（EU）加盟国の大半で、iPhone14およびiPhone SE（第3世代）の販売を公式Webサイトから取り下げました。新たに施行されたEUの法律に遵守したものと考えられています。
日本では購入できるのに
これまで報じられていた通り、Appleは28日、EU圏域内のApple StoreにてiPhone14およびiPhone SE（第3世代）の販売を正式に終了しました。
実際に筆者がAppleの公式オンラインストアにアクセスすると（執筆時点）、日本ではiPhone14シリーズが95,800円（128GB）やiPhone SEが62,800円（64GB）から購入できるものの、EU加盟国のフランスで購入できるのはiPhone15シリーズ以降でした（画像内上段が日本、下段がフランス）。
理由はLightningポートか
Appleは公式に販売取りやめの理由を明らかにしていませんが、真っ先に考えられるのは、EUでの法律順守でしょう。
EUは28日より、規格統一によって消費者の利益を保護するため、同日以降に発売されるスマートフォン、タブレット、ヘッドホンにはUSB Type-C（USB-C）ポートを搭載するよう義務付ける法律を施行しています（正確に言えば、施行より前に設計しているモデルなので販売を続けても法律違反ではありません。中古販売業者もこれまで通り、Lightning搭載モデルを販売することが可能です）。
日本にこうした取り決めはありませんが、iPhone15シリーズ以降、EUに限らず国際的にUSB-Cで規格統一されていることを思うと、Lightningがストアから姿を消すのは時間の問題だと思われます。
Source:Apple,AppleInsider
Source: iPhone Mania
日本では買えるiPhone14、EUで正式に販売終了