販売台数がAppleの期待を下回っているとみられるApple Vision Proについて、人気を高めるために2025年に検討すべきアイデアをTechRadarが5つ提案しています。
その中には、iPhone16 Pro Maxと特価でのセット販売をするという、これまでにないアイデアが含まれています。
Apple Vision Proの販売台数を増やすためのアイデア
TechRadarが、Apple Vision Proの販売台数を増やすために検討すべき5つのアイデアは、Apple Vision Proの販売台数が低迷している原因と指摘されている弱点を補うものです。
TechRadarは、下記の5つのアイデアのいずれかが実行できれば、2025年にApple Vision Proの販売台数は増えるはずと伝えています。
- 値下げ
- 素材と部品の変更
- Apple Vision Liteをラインナップに追加
- Apple Vision ARグラスを発表
- iPhone16 Pro Maxと特価でのセット販売
値下げ
値下げはそのまま、Apple Vision Proの販売価格が高すぎるという課題に対応するアイデアです。
ただし、Metaの製品も含めて仮想現実(VR)、拡張現実(AR)関連ヘッドセット市場自体の成長率が低いことを考えると、販売価格を値下げしただけで大幅に販売台数が増えるとは思えません。
素材と部品の変更
素材と部品の変更は、Apple Vision Proの後継モデルでの販売価格抑制に向けたアイデアで、「EyeSight機能は不要であり、ディスプレイの解像度を下げてはどうか」という内容です。
3,000ppiを超えるディスプレイ解像度についてTechRadarは、現時点ではそこまで求められておらず過剰と指摘しています。
Apple Vision Liteをラインナップに追加
AppleはApple Vision Proの廉価モデルを開発していると噂されていますが、2025年3月に廉価モデルであるApple Vision Liteを発売予定であることを発表すべきと、TechRadarは考えています。
話題になることが少なくなっているApple Vision Proについて、Apple Vision Liteを2025年後半もしくは2026年に発売するとしても、興味を失ったユーザーをそこまで惹きつけておくのは困難でしょう。
Apple Vision ARグラスを発表
Apple Visionファミリーの1製品として、Apple Vision ARグラスを799ドル〜1,200ドル程度(約12万円〜約18万円)で発売できれば、相乗効果が期待できるとTechRadarは提案しています。
もちろん、Apple Vision ARグラスではvisionOSが動作し、Apple Vision Proと組み合わせて使えることが前提です。
iPhone16 Pro Maxと特価でのセット販売
TechRadarは、iPhone16シリーズで最高額モデルとなるiPhone16 Pro Maxの1TBモデルを購入するほどApple製品を好んでくれているユーザーに対してであれば、599ドル(約93,000円)追加するだけでApple Vision Proを付属できるようにしたらどうかという、これまでにないアイデアも取り上げています。
iPhone16 Pro Maxの1TBモデルは現在、税込249,800円で販売されています。
TechRadarのアイデアでは、合計金額342,800円でiPhone16 Pro Maxの1TBモデルとApple Vision Proを手に入れることができるようになるわけです。
値下げ販売ではなく製造休止を選択する模様
TechRadarのアイデアは興味深いものですが、AppleはApple Vision Proの製造を2024年末で休止するとの噂もありますので、値下げしてまで販売する気はなさそうです。
Source:TechRadar
Photo:Phil Traut(@spatiallyme)/X
Source: iPhone Mania
Apple Vision Proの人気を高めるための5つのアイデアを提案