MediaTekの次期ハイエンド・モバイル向けシステム・オン・チップ(SoC)であるDimensity 9500の仕様に関する情報(予想)が、Weiboに投稿されました(その後、一部を削除)。
Dimensity 9500の高性能コアの動作周波数は、4GHzを上回る可能性があるようです。
Dimensity 9500は2+6コア構成で、動作周波数は4GHz超
Snapdragon 8 Eliteよりも安い卸価格と電力効率の高さで取り上げられることが多いDimensity 9400ですが、後継SoCとなるDimensity 9500ではApple A18 ProおよびQualcomm Snapdragon 8 Eliteに遅れながら高性能コアの動作周波数が4GHzを超える模様です。
Weiboに投稿された情報などから、Dimensity 9500のCPUの構成は、2つのArm Cortex-X930コア(コードネーム:Travis)が4.00GHz以上で動作、6つのCortex-A730コア(コードネーム:Gelas)が3.50GHzで動作するようです。
A18 ProとSnapdragon 8 Eliteの動作周波数は4GHz上回る
Dimensity 9400のCortex-X925コアの動作周波数は3.63GHzですので、Dimensity 9500では動作周波数がおよそ10%高くなるようです。
ただし、Snapdragon 8 EliteのCPUの高性能コアの動作周波数は4.32GHzで、Apple A18 Proの動作周波数は4.04GHzですので、Dimensity SoCにおいて動作周波数が4GHzに到達する時期という点ではそれらと比べて1年遅れということになります。
Dimensity 9500の製造プロセスはA19 Proと同じ
Dimensity 9500はTSMCの第3世代3nmプロセス「N3P」で製造、SME (Scalable Matrix Extension)をサポートするとみられています。
N3PではApple A19 Proも製造され、動作周波数は4.4GHzに向上する可能性があります。
Source:r/hardware/Weibo via Wccftech, Jukanlosreve(@Jukanlosreve)/X
Source: iPhone Mania
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