Appleは、紛失防止タグ「AirTag」のバッテリーに関して、米国消費者製品安全委員会(CPSC)から警告を受けていたことが明らかになりました。AirTagはボタン型電池を使用しているにもかかわらず、その旨が製品およびパッケージに明記されていなかったことが問題視されたようです。
Appleの対策
ボタン型電池は、子供が誤って飲み込んでしまう危険性があるため、米国では製品にそのリスクを明記することが義務付けられています。しかし、AppleはAirTagにこれを明記していなかったとして、CPSCから警告を受けた模様です。
Appleはすでに以下の対策を講じたと報告されています。
- AirTagのバッテリーコンパートメント内に、バッテリー誤飲の危険性を警告するシンボルマークを追加
- AirTagの箱にバッテリーに関する警告文とシンボルを追加
- 「探す」アプリに、バッテリーの危険性に関する警告を追加
AirTagのバッテリー寿命と今後の改善
AirTagのボタン型電池の寿命は約1年とされており、ユーザーは購入後に頻繁に交換する必要があります。そのため、今回の警告文の追加は、ユーザーの安全意識を高める上で意義のある措置といえるでしょう。
さらに、Appleは消費電力を抑えた第2世代のAirTagを開発中であると以前から伝えられています。これによりバッテリー交換の頻度が減少すれば、バッテリー誤飲のリスクも低減するため、早期の実現が期待されます。
Source: macReports
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
AirTagの箱に微細な変化〜バッテリー誤飲の警告が追加