映画『ウィキッド ふたりの魔女』を手掛けたジョン・M・チュウ監督が、ポストプロダクションにおいてAppleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proを使用していたことが明らかになりました。Appleは、チュウ監督がVision Proをどのように活用したかを紹介する動画も公開しています。
世界中に散らばるスタッフと会話
『ウィキッド ふたりの魔女』は2024年公開のアメリカのミュージカル・ファンタジー映画で、舞台ミュージカル『ウィキッド』を原作とした2部作映画の第1作にあたります。
チュウ監督によると、Vision Proは巨大なバーチャルスクリーンでポストプロダクションを確認しながら、世界中に散らばるスタッフとコミュニケーションを取る際に非常に役立ったとのことです。
「物事の見方に新たな次元が加わる」と、監督はVision Proを編集プロセスに使用する利点を述べています。
Appleは、チュウ監督のVision Pro使用体験をまとめた動画も公開しています。
Vision Proの市場シェアは5%
Apple Vision Proは、2024年の仮想現実(VR)および複合現実(MR)デバイス市場で5%のシェアを占めています。その高価格設定を考慮すると、この数字は驚異的といえるでしょう。
Vision Proは医療分野などで高い評価を受けており、どちらかというと一般利用よりもプロフェッショナルの仕事向きのデバイスという印象が強いです。
しかし、2026年には廉価版モデルの登場が予測されており、Appleはより多くの一般ユーザーを取り込むための戦略を進めているようです。
Source: 9to5Mac
Source: iPhone Mania
Apple Vision Proは映画のポストプロダクションにも役立つ!