SamsungがCES2025で、スマートウォッチ向けマイクロLEDディスプレイを展示しています。
SamsungがCES2025で展示しているマイクロLEDディスプレイのサイズは2.1インチで、Apple Watch Ultra 3に搭載されると噂されたものと同じサイズです。
Apple Watch Ultra 2を大幅に上回る高輝度実現
Samsungが開発したスマートウォッチを含むウェアラブルデバイス用のマイクロLEDディスプレイの輝度は4,000ニトを実現しています。
この輝度は、Apple Watch Ultra 2の3,000ニトやGoogle Pixel Watch 3の2,000ニトを上回っています。
また、Galaxy Watchの丸型ではなくApple Watchのような四角形(角丸あり)の形状をしたマイクロLEDのディスプレイサイズは2.1インチ、解像度は418×540ピクセルで、ピクセル密度は326ppiです。
奇しくも、このディスプレイサイズはAppleがApple Watch Ultra 3向けに開発していると噂されたマイクロLEDディスプレイのサイズと同じです。
Appleに供給する可能性あり?
SamsungがCES2025で展示しているマイクロLEDディスプレイは、Samsung Displayが開発したものです。
Samsung DisplayはiPhone向け有機ELディスプレイを最多数供給するなど、Appleのサプライチェーンの中で重要な地位を占めていることでも知られています。
そのため、将来的にSamsung Display製のマイクロLEDディスプレイのサンプルが、Apple Watch Ultra向けとして提供されるかもしれません。
課題は製造コスト
ただし、課題は製造コストの高さで、Galaxy Watchへの搭載についても具体化していない模様です。
AppleがApple Watch Ultra 3にマイクロLEDディスプレイを搭載することを断念した理由も、製造コストが高くユーザーに受け入れられる販売価格に抑えることが困難と判断されたためとみられていますので、引き続きこの点が課題になりそうです。
Source:Gadgets & Wearables
Photo:Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania
Source: iPhone Mania
Apple Watchへの供給もあり得る?SamsungがCESでマイクロLED展示