iPhone17シリーズにラインナップされると噂のiPhone17 Airや、Galaxy S25シリーズに遅れて追加されると噂のGalaxy S25 Slimなど薄型のストレートタイプスマートフォンの登場が噂される中、こうしたスマートフォンにおけるバッテリー駆動時間延長に寄与する有機EL(OLED)ディスプレイを今後、Samsungが採用するようです。
偏光板を除いたOLEDディスプレイ
韓国メディアThe Elecによれば、Samsungが2026年モデルとなるGalaxy S26シリーに搭載することを検討しているのは、偏光板の代わりにカラーフィルター関連技術であるCoE(Color Filter on Encapsulation)を用いて消費電力を削減し、透過率を高めたOLEDディスプレイとのことです。
CoE技術を用いたOLEDディスプレイはこれまで、Galaxy Z Fold3に搭載された後、Samsung Displayが他メーカーの折りたたみスマートフォン向けにも出荷してきました。
折りたたみスマートフォンに搭載済み、今後はストレートタイプも?
CoE技術を用いたOLEDディスプレイを製造しているのはSamsung Displayだけではなく、中国BOEおよびCSOTも自国の折りたたみスマートフォン向けに供給しています。
また、LG Displayも開発を進めているとThe Elecは説明しています。
消費電力削減と製品寿命延長を実現
CoE技術を用いたOLEDディスプレイを製造および開発しているディスプレイサプライヤーはいずれも、Appleへの供給を目指しているとThe Elecは述べています。
偏光板を用いたOLEDディスプレイでは透過率が低下するため、それを補うために輝度を高める必要があり、結果として消費電力の増加と製品寿命の短縮を招くとThe Elecは指摘しています。
CoE技術を用いたOLEDディスプレイはこうした課題を開発、現在のOLEDディスプレイと同じ明るさを少ない消費電力で実現できることで、薄型スマートフォンにおいてバッテリー容量を削減しても十分な駆動時間を確保することに繋がることが期待できます。
Galaxy S26シリーズがCoE技術を用いたOLEDディスプレイを採用した場合、AppleはiPhone18シリーズか折りたたみiPhoneにこれを搭載するかもしれません。
Source:The Elec
Photo:Private Talky(@privatetalky)/X
Source: iPhone Mania
iPhone17 Airなど薄型モデル実現に貢献と期待〜偏光板レスOLED採用の流れ