iPhone17 Proシリーズの筐体素材はチタニウム合金製からアルミニウム合金製に変更されるとの予想をThe Informationが伝えていました。
今回、それを裏付けるような特許をAppleが出願しているのが明らかになったと、Patently Appleが報告しています。
実製品開発で得られたアイデアを特許出願
iPhone15 Proシリーズの筐体素材としてチタニウム合金を採用する数年前から、Appleはチタニウム合金の表面処理などに関する特許を出願しているのが確認されていました。
今回出願された特許も、将来的にiPhoneのProシリーズの筐体素材としてアルミニウム合金を採用することに向けた布石かもしれません。
PVDコーティングの密着度と保護力を高めるアイデア
出願された特許は筐体の表面仕上げに関するもので、 PVD(Physical Vapor Deposition)コーティングと呼ばれる物理蒸着処理として知られているものです。
PVDコーティングの弱点としてPatently Appleは、コーティング後に切削加工したり穴をあけたりすると、その周囲のPVDコーティングも剥がれてしまうことを挙げています。
今回出願された特許には、コーティング対象の金属への密着度を上げ、剥がれにくくかつ保護力を高めるためのアイデアが記されています。
iPhone17 Proシリーズの筐体側面の光沢処理に応用?
iPhone17 Proシリーズのリアカメラ部はアルミニウム合金製で、背面パネルのそれ以外の部分はガラス製になると噂されています。
その場合、リアカメラ部と筐体側面も含めてアルミニウム合金で一体成型(切削加工)し、側面にはPVDコーティングを施して光沢処理を行い、ガラス製の背面パネルを組み合わせるのかもしれません。
Source:Patently Apple
Photo:Private Talky(@privatetalky)/X
Source: iPhone Mania
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