Appleが現地時間2025年1月14日、米国特許商標庁(USPTO)において画面下埋込み型Face IDの実現に繋がる特許を取得しました。
今回取得した特許の有用性は、これまでにAppleが取得した同種の特許の中で最も高いと海外メディアが評価しています。
埋込み型Face ID実現に繋がる特許を取得
AppleがUSPTOにおいて取得した特許は、「画面下に配置したセンサーの性能を最大化するための方法とその構成」と題されたものです。
画面下に配置したFace ID機構を正確に動作させるためには、赤外線などの光学センサーにおける光の透過率を高める必要があります。
しかし、これまでのような画素を疎にする方式ではセンサーが埋め込まれた部分のディスプレイ品質が低下し、埋込み型カメラ搭載スマートフォンのようにセンサーの配置場所が目立ってしまう可能性が指摘されていました。
サブピクセル単位で制御することで、センサー部を目立たず埋込み可能に
今回取得した特許でも、画面を透過させて光の送受信を可能にする点は同じですが、制御するのを画素(ピクセル)単位ではなく副画素(サブピクセル)単位にしたことで、光を透過させることができるディスプレイにしてもその部位はわからないように仕上げることができる見通しです。
特許では、光の送受信時にセンサーが埋め込まれている部位に位置するサブピクセルの10%〜90%を透過領域とすることが記されています。
iPhone17 ProのDynamic Island小型化のヒント?
AppleはiPhone17 Proシリーズにおいて、Face ID機構の一部を画面下に配置することでDynamic Islandを小型化すると噂されています。
Dynamic Islandの小型化は、今回取得した特許を応用することで実現されるのかもしれません。
更に研究開発を続ければ、画面下埋込み型カメラおよびベゼルレスディスプレイと合わせてフルスクリーンiPhoneの実現に繋がると期待されます。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:MyDrivers
Source: iPhone Mania
iPhone17 ProのDynamic Island小型化のヒント?特許取得