【トイアンナ流仕事術】外資系企業のマーケティング職を経て独立し、ライター・経営者として活躍するトイアンナさんによる連載です。就職・転職、キャリアを中心とした執筆経験をもとに、新社会人からフリーランスまで役立つ仕事術を紹介します。
ハード目な在宅ワークで多種多様なPCに出会う
こんにちは、トイアンナです。今日は在宅勤務に向いているパソコンの話をしましょう。
私は2015年にライターとして独立してから、長らく在宅で働いています。
普段はだいたい1日12~15時間働いており、そのせいでパソコンが約2年で寿命を迎えています。友人からは「あなたに選ばれたパソコンがかわいそう」「パソコン虐待者」とさんざんな言われようですが、おかげで多種多様なパソコンを試し、ベストな製品にめぐりあえました。
今回は「これから在宅勤務になる方」や、「在宅勤務に向いているパソコンを探して迷子になっている方」へ向け、私が使い倒し......いえ、愛してきたパソコンの中からおすすめ製品を紹介いたします。
どういう観点で「在宅勤務におすすめのパソコン」を選んでいるか
この記事では、私が「在宅で事務作業」をするのに適したパソコンをピックアップしています。具体的には私が使ったことのあるPCの中でも、以下の条件を満たすものを紹介するかたちです。
- 13インチ以上で見やすい画面
- いくらデータはクラウドにアップするにしたって、最低限のアプリを維持する256GB以上のSSDがあること
- 画像編集くらいなら余裕で耐えられる16GB以上のメモリがあること
- 使ってみて満足できたかなどの主観要素
この条件をご覧になって「悪くないな」と思えた方は、ぜひ読み進めてください。
在宅勤務におすすめのパソコン1 Lenovo ThinkPad E14 Gen 6 AMD
Lenovo ThinkPad E14 Gen 6 AMD(メーカー公式サイト)
まずはWindowsのパソコンにおける王者ともいえる、Lenovoから。Lenovoは使い勝手がよく、非常に頑丈。打鍵のパチパチ音も控えめでビューティフル。必要最小限のアプリしか入っていないため、「買ったばかりのパソコンから無駄なアプリを削除する」工程が発生しません。何度かパソコンを買ったことがある方が最終的にたどり着く究極のPCブランドと言ってもいいでしょう。
ただ、Lenovo最大の欠点は「公式サイトが分かりづらい」ことにあります。ずらーっと似た外見のパソコンが並び、高いモデルと安いモデルの差も分からず何が何やら......というわけです。そこでおすすめなのが「価格.com限定モデル」から選ぶこと。
価格.comでは、Lenovoの「やや型落ち」製品が特別コラボで安く掲載されています。動画編集やVRの活用など、大掛かりな編集が発生しないなら価格.comコラボモデルがちょうどいい。おすすめです。
使ってみた主観ですが、音響がイマイチ(これはLenovoシリーズ全部そう)なこと以外は最高です。いくら開いてもフリーズしない、ちょっとやそっとぶつけたくらいじゃ壊れない、タッチパッド(キーボードの手前にあるマウス替わりになるやつ)もスムーズに動く、キーボードのレイアウトがタイピングしやすい! などなど、最高の満足度です。
例えば、今回ピックアップした「ThinkPad E14 Gen 6」は、価格.comで109,890円(税込/2025年2月4日現在)と異様にお値打ち。細かいスペックの話ですが1TB SSDと32GBのメモリでこの価格、正気じゃありません。ぜひ見てみてください。
在宅勤務におすすめのパソコン2 HP 14 Ryzen 5 7530U
HP 14 Ryzen 5 7530U(メーカー公式サイト)
最強のコスパを求めるなら日本HP(エイチピー)のパソコン一択です。なにしろ、事務作業でもこれくらいの動作環境があったらうれしいなあ、の基準である「16GBメモリ・512GB SSD」で74,800円~(税込/2025年2月4日現在)と、他社比較で数割安いんじゃなかろうか。
だからといってヤワいわけでもなく、長時間作業にも耐えますし、物理的な耐久性も高いです。動画視聴くらいなら問題ありませんし、画像編集も可能です。普通の事務作業で困ることはまずないでしょう。
キーボードも幅が広くて使いやすい。これも在宅勤務には大事なポイントですね。出張を前提としたパソコンは、キーボードが狭すぎてミスタイプが増えるので......。
ただ、HPの弱みは「物理的な重量が重いこと」なので、在宅勤務でも全くパソコンを動かさず、かつてのデスクトップパソコンのように使う人へおすすめしたいです。あと、このド定番なシルバーの光沢系なデザインが、私は少し苦手かも......。そのあたりが気にならない方には、最強パソコンであることは間違いありません。
在宅勤務におすすめのパソコン3 DELL Inspiron 15 Ryzen 5 7530U
DELL Inspiron 15 Ryzen 5 7530U(メーカー公式サイト)
コスパを追求したパソコンの双璧はHPとDELL。中でもDELLのInspironシリーズは安定感が素晴らしいです。こちらも重量が重いのが欠点なのですが、それさえ除けば、しっかりしたスペックで72,980円(税込/2025年2月4日現在)で買えるのはうれしいところ。画面サイズも15.6インチと大きく、サブモニターがいりません。
Microsoft Accessのような負荷の大きいソフトを使っても不備なく動き、非常に頼りになる存在です。しかも、Inspironは壊れにくい! 私は他のパソコン同様、手ひどくInspironを使ってきたのですが、最後の最後まで壊れなかった頑丈な子でした。そういった意味でもパソコンのコスパ大賞に選ばれるべき存在かと思います。
欠点は画面の画質です。ちょっと......解像度が荒いかも。デザイナーさんには全くおすすめしない機種です。まあ、デザイナーさんだとMacを選ぶ方が多いとは思いますが。
あと、結構ウインウイン音をたてます。自分一人での在宅勤務なら問題ないレベルですが、もし家族の聴覚が敏感なら、避けたほうがいいモデルだと思います。なお、私がInspironから乗り換えた理由は「Backspace」のキーがちょっと小さくて、押し間違えることがあまりに多かったからです。キーが大きいほうが好みの方は要チェック。
と、ここまで在宅勤務に特化したパソコンをご紹介してまいりました。在宅勤務では重さや電源に接続しないときのバッテリー稼働時間を気にしなくていい半面、デザインや音響のよさ、画面の大きさは妥協しがたいところです。ぜひそのあたりに気を使って、最高のパソコンを手に入れてください!
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Source: できるネット
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