長く続けていること。実は小学生の頃から編み物やってます!「できるシリーズ30周年」より長いです! 最初のきっかけはなんだったのかは全く記憶にありませんが、小6のときに編んだ赤いポンチョと周りの大人の反応(すごく褒められた)を鮮明に覚えているので、多分その頃からです。
それから何十年も編んでいることになりますが、特に目的や計画はありません。とにかく編みたくなって、手近にある糸で適当に編み始め、ただ四角い物、丸い物、飼い猫用のおもちゃなどが出来上がります。編み目を数えながら手指を動かしていると、日常のいろんなことを忘れ、疲れた頭もスッキリします。好きなように編むだけなので完全に自己流、自己満足の世界です。いや、でした。
猫用おもちゃの数々
それでよかったのですが、ある日、衝撃的な動画を見て編み物に対する向き合い方が大きく変わることになりました。その動画は、2~3人で編み物をしながらおしゃべりをするというただそれだけ。しかし、私は画面に見入ってしまいました。考えてみると、人が編んでいるのを見るのはほぼ初めてで、何から何まで衝撃だったのです。
まず速い! 高速で指が動いている! そして完成品がおしゃれ! おまけに便利なツールまである! ひっそり編んでいた私から見ると、もうまるでキラキラした別世界。しかし、悲しいことに気づきました。自己流でやってきた私には専門用語がわからないのです。そこから、編み目や編み方の名前から学び始めました。これが2年前の出来事です。
それからは本や動画でちょっとずつ覚え、やっと最近、私もキラキラ世界にデビューしました。猫にかわいいマフラーを編んでSNSでみせびらかしたりして(笑)。やはり長く続けてみるものですね。編み物がこんなに奥深く楽しいなんて気づいていなかったのですから。
編み針を最初に私に与えてくれた人(母? 祖母?)、ありがとう。と感謝しながら、これからも長く編み物ライフを続けていきたいと思っています。
季節ごとに着せ替え写真に付き合わされる猫
尾崎裕子(おざきゆうこ)
プログラマーの経験を経て、コンピューター関連のインストラクターとなる。企業におけるコンピューター研修指導、資格取得指導、汎用システムのマニュアル作成などにも携わる。現在はコンピューター関連の雑誌や書籍の執筆を中心に活動中。主な著書に『テキパキこなす! ゼッタイ作業効率が上がる エクセルの時短テク121』『できるイラストで学ぶ入社1年目からのExcel関数』(インプレス)などがある。
主な「できる」シリーズの著書
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Source: できるネット
小学生の頃から続けて、そして今【できる30周年コラム】