入力規則で誤入力を防ぐ
Googleスプレッドシートは手軽に共有できることから、1つのファイルを複数人で編集する機会も多いでしょう。ただ、手分けして作業できる反面、データの入力ミスは増える可能性が高くなります。
例えば、半角の数値を入力するセルに全角が入力されていたり、「32日」などの無効な日付がそのままになっていたりすることがあります。データを整えるための関数や機能は用意されていますが、できるだけ事前にミスを回避するほうが効率的です。
入力ミスに気付かせてくれる仕掛けがあると、後の作業が楽になります。
今回は、Googleスプレッドシートの「入力規則」の基本的な使い方を紹介します。
数値の入力に制限する
まずは、数値の入力のみに制限してみましょう。
入力規則を設定したいセル範囲を選択した後、[データ]-[データの入力規則]と選択し、ルール(条件)を追加します。「数値のみ」といったルールは用意されていないので、「0以上」という条件を設定します。
1入力規則を設定するセル範囲を選択する
入力規則を設定したいセル範囲を選択します。ここでは数値を入力するセル範囲を選択しています。
2入力規則を追加する
[データ]-[データの入力規則]の順にクリックします。
[ルールを追加]をクリックします。
3ルールを設定する
初期状態では[条件]が[プルダウン]となります。[プルダウン]をクリックします
[以上]を選択します。
「0」と入力して[完了]をクリックします。
4入力規則を確認する
入力規則が正しく動作するか、確認してみましょう。例えば、アルファベットの「o」を入力すると、「無効」というメッセージが表示されました。
HINT入力を拒否する
有効な日付のみを許可する
有効な日付のみを許可する入力規則を設定してみましょう。日付を入力するセル範囲を選択し、ルールを追加します。もし[データの入力規則]のパネルが閉じている場合は、[データ]-[データの入力規則]の順にクリックして表示しておきましょう。
1ルールを追加する
日付を入力するセル範囲を選択しておきます。[ルールを追加]をクリックします。
2ルールを設定する
[条件]から[有効な日付]を選択します。続いて[完了]をクリックします。
3入力規則を確認する
入力規則が正しく動作するか、確認してみましょう。日付として無効な値を入力すると、「無効」というメッセージが表示されました。
Googleスプレッドシートの人気記事
Source: できるネット
Googleスプレッドシートの「入力規則」活用法。共有時に入力できるデータを制限したいときに便利!