Appleは、Apple Intelligenceにおけるユーザーの周囲環境認識のためにApple Watchにカメラを内蔵することを計画していると噂されていますが、それと組み合わせられるイメージシグナルプロセッサー(ISP)はApple独自設計のものとなり、TSMCが製造すると工商時報が報じています。
Apple Watchの2027年モデルにカメラを内蔵か
工商時報によれば、Apple Watch内蔵カメラ用ISPの製造は2026年末から開始され、2027年モデルのApple Watchに搭載される可能性が高いとのことです。
ISPの設計は発熱を抑え十分な放熱性を確保することに留意、現在と比べてISPの処理能力は10%〜15%改善することが期待できるようです。
ISPの製造はTSMCが受託見込み
このISPの製造を受託するのはTSMCで、半導体製造における微細化に関し他社を圧倒しているため、必要であれば同社の最先端プロセスを使うことで(同じ消費電力なら)処理能力を10%〜15%高めることが可能でしょう。
開発の余地がiPhoneよりも高いApple Watch
技術革新が停滞しているiPhoneと比べ、この面での改善の余地はApple Watchのほうが大きいと考えられます。
AppleはApple Watchへのカメラ搭載だけではなく、ウェアラブルデバイスであることの優位性を活かし、高血圧検知、血糖値測定機構を組み込むことも計画していると噂されています。
また、耐衝撃性の課題はありますが、Apple Watchの筐体をガラスにしてタッチ操作に対応させることを検討している模様です。
Photo:PetaPixel
Source: iPhone Mania
Apple Watch内蔵カメラ用イメージシグナルプロセッサーを自製見込み